2018年を振り返って

2018年も終わりかと思うたびに考えてはいたが、今年は本当に自分がなにをしたか記憶にない。ただただ毎日がつらく、一日が早く終わるようにと祈ってばかりだったように思う。そういえばブログを書いていたはずだと読み返すと、最後に更新した記事は7月だった。7月から今日まで書いていないというのも驚きだが、本当になにをやっていたか思い出せない。早く終われとあんなにも願っていたはずなのに、もう今日で今年も終わりだというのは信じ難い。一人で暇なので可能な限り今年を振り返りたい。

 

1.取引先と大揉め

これが今年の出来事だったというのは驚きだが今年の初めに取引先と揉めに揉めた。契約書の条項が不十分なことがきっかけで、まあとんでもなく揉めた。相手の言い分はとかく理不尽で、私は裁判まで行きたかったが、結局こちらの譲歩で終わった。この期間はずっと会社と弁護士事務所の往復ばかりで、海外での取引はなんてめんどくさいんだと嫌になった。こちらの反省点は3点。

A. 事前調査不足

初めての国、初めての取引先という点を除いても事前調査が不足していた。ちょっと掘れば悪評が沸いて出てくるような相手と契約したのは本当に間違いだった。なんで契約したんだろう。

 

B.  契約書の内容が不十分

初めのころはよくわかっていなかったが、締結した契約書が薄い。薄く広いのかと思いきや穴が空いていて、そんな不良品のコンドームのような契約書では安全もあったものではなかった。契約書に明記されていないというだけで交渉がかなり不利になったのでこの点は本当に苦労した。契約締結時点で9割方プロジェクトの成否は決まっているのだ。こんな形で理解したくなかった。なんで契約したんだろう。

 

C. 取引先とのパワーバランスが取れていなかった

とは言うものの、契約書なんて紙切れと本気で思っている人が世の中には存在していて、それが相手先の社長だと地獄だ。今回なにが悪かったかというとこちらにはプランBがなかった。契約がうまくいかなかった際にどうするかというのが考えられていなかった。契約書に沿って履行を促そうとしても相手は動かず、契約破棄しようにもそのあと引き継いでやってくれる企業がいない。結局、そんな状況では相手の要求を呑むしかなかった。私の交渉は相手の要求をいかに下げるかにしか動けず、これは屈辱的な作業だったし今でも納得いかない。本当なんで契約したんだ。

 

2.初契約締結

今年の中旬に上とは別に新しい案件の契約を1から締結した。契約書も自分で作って、取引先と価格の交渉を自分でして、これは好き放題やれてなかなかおもしろかった。上で揉めたあとだったからなにを注意しないといけないのかがわかりつつあって、反省が活かせたからか今のところ問題は起きていない。これは久しぶりに前向きな仕事でよかったのだが、本社では「なんでお前がやってるの?(意訳)」と言われていたらしく、納得がいかない。だれかがやらないといけないのに、だれもやらないから私がやったんでしょうが。

 

3.体調がおかしい

これは去年からおかしいのだけれど、まぁ体調がおかしい。風邪を月1以上のペースで引いたり、ぎっくり腰になったり、耳鳴りがしたり、めまいがしたり、日によってアルコールの酔い方が明らかに変わったり、どうにもおかしい。原因はストレスと自覚しているが、最近は調子が良いので仕事をすぐに辞めようとは思わない。ひどいことになる前にもっと真剣に考えなければいけないと思いつつも、預金がもう少し貯まったら、とグダグダしている。

 

体調がおかしくなってから人生について考えるようになった。今まではなにが起きてもなんとかなるだろうと漠然と思っていたが、どうやらそうではないらしいことに今更気がついた。自分の人生に自覚が芽生えてきたとでも言うのか、生きるのがこんなに綱渡り的で、不安なものだとは思わなかった。思えば大学に入学して以来ずっと迷子のような感覚だ。もっとシンプルな世界で生きれたらいいのに。

 

ただ、こういうことをうだうだと書けるうちはまだ大丈夫だと思いたい。

本社はどうやら私を帰さないつもりに見える。来年は脱出計画を本格的に進めて帰国を目標に頑張る。

 

以上。来年もよろしくお願いします。